麻雀は、中国から輸入されたゲームですので、慣れないとなかなか馴染めない言葉が色々あります。また、麻雀は運や偶然性に左右される一方で、相手の戦略を読みながら、自分が打つ手を考えるというように極めて戦略性の高いゲームでもあります。そのため、麻雀の作戦や楽しみ方には日本独自の麻雀の基礎単語もあり、初心者にとってはとても敷居が高くなっているというのも事実です。そこで、その中でもよく使われる、「多面待ち」、「捨て牌読み」、「割れ目」、「満貫」について、解説します。

多面待ちとは

多面待ちは多面張(タメンチャン)とも言います。多面待ちというのは、3種類以上のアガり牌(=待ち牌)がある待ちの形のことです。多面待は、一部例外はありますが、最大9面待ちまであります。なお、その例外とは国士無双の13面待ちのことです。ただ、1や9のような端牌は両面待ちになりません。これらの牌を含んでいる場合、待ちの数が減る場合があります。

捨て牌読みとは

捨て牌は、捨てたプレイヤーがとっては不必要な牌という意味合いになるのですが、それ以外のプレイヤーには全く異なることが多々あります。例えばプレイヤーAが捨てた牌がプレイヤーBは鳴こうと思っていた牌であれば、鳴くことで自分が目指す役に近づくことになる場合もあります。また、その捨て牌のやり取りや駆け引きをすることで、他のプレイヤーがどういう役を狙っているのかということが推測できるため、どの牌が安全でどの牌が危険という目処がわかります。このように捨て牌というのは、振り込みをしないようにするための大きなヒントになります。ただ、捨て牌=他のプレイヤーの戦略がわかることもありますが、捨て牌自体がプレイヤーの勘違いで行われているということもよくありますので、捨て牌=戦略のヒントだけで終わらないところに麻雀の醍醐味があります。そのため、麻雀は戦略性の高いゲームですし、捨て牌が他のプレーヤにとっては大きなヒントにもなり得る一方で、あまり考えすぎてもそれが仇になってしまう場合もあるので、その点は注意が必要です。

割れ目とは

割れ目は、テレビの麻雀番組で有名になった麻雀のルールです。では、割れ目がどういうルールなのか、解説します。

麻雀は局の始まりにサイコロを振り、山の場所を決めるのですが、その開山位置に位置にいるプレイヤーが割れ目と言います。親がサイコロを振って、5か9の目が出ると東家、2と6と10の目が出ると南家、3と7と11の目が出ると西家、4と8と12の目が出ると北家となります。親が割れ目になると、親割れになります。

割れ目になると、プレイヤーが上がって点数が動く場合には、割れ目のプレイヤーは、もらえる点数も支払う点数も2倍になります。そのため例えば、割れ目でロン上がりをして点数が4000点であれば、点数が2倍になるので8000点もらえますが、逆にロン上がりをされてしまった場合には、8000点を支払うことになります。

満貫とは

満貫は、和了(ホーラ:ゲームの上がりのこと)の際に獲得することができる点数のことを言います。満貫は子の場合は8000点、親の場合は12,000点になります。満貫は翻以上の点数基準ですが、ゲームの状況によっては、3翻や4翻の場合でも満貫となることがあります。

また、5跳満から満貫と言いますが、それ以上の満貫について以下ご説明します。まず6翻と7翻が跳満と言います。点数は12,000点です。8翻と9翻10翻が倍満と言い、16,000点になります。11翻と12翻が三倍満と言い、点数は24,000点。そして13翻が役満(四倍満と呼ぶこともあります)で32,000点。となっています。

通常は満貫以下の点数計算では符と翻数によって点数計算をしないといけませんので、大変面倒です。ところが、満貫以上になると、符による計算の必要がなくなり、点数計算が簡単になります。このように満貫の場合は点数計算は簡単になるのですが、初心者にとって満貫を出すのは大変難しいので、まずは5翻になる役を意識してゲームを楽しみましょう。